今回のコラムは、紫微斗数の中でもここ数年のうちに日本国内で急速に関心を集めている「欽天四化派」についての、あまり知られていないこんなエピソードについてお届けします。
以前、欽天四化の掌門である蔡明宏氏の講義録が流出して愛好家の中で高額な値段で取り引きされたことがありました。
そこで、しっかりしたものを出そうということで、蔡明宏氏の講義を筆記・校訂したものが「華山欽天四化飛星秘儀・上乗心法」です。
「紫微斗数4」という書籍に収録されています。
こちらがその書籍。
そしてこの蔡明宏氏の講義を筆記・校訂した人物は李子陽氏です。
この李子陽氏は蔡明宏氏と欽天四化を勉強して、後に「欽天無極門大易源正宗」を成立しています。
その李子陽氏のお弟子さんに翁福裕氏がいます。
翁福裕氏のお弟子さんが「飛星四化紫微斗数点窮」の著者である葉易氏です。
こちらが「飛星四化紫微斗数點竅」
この「飛星四化紫微斗数點竅」には、蔡明宏氏の講義録を筆記・更訂したこちらの「紫微斗数4~華山欽天四化飛星秘儀・上乗心法」からの丸々の引用が多数あります。(特に四化を飛星させた象意等……ですので「飛星四化点窮」は情報量とお値段の点からも、とてもお買い得のおすすめ書籍です。)
「紫微斗数4」の中身をちょこっとだけお見せするとこんな感じです。
これは目次部分
中身のほんの一部分
もう一つ、中身のほんの一部分
「紫微斗数4」は電話帳みたいに分厚く、難しい内容も多いですが、紫微斗数を研究している人が読むと非常に興味深い内容が沢山あります。
我こそは!と思われる台湾書籍愛読者のチャレンジャーの方、ご興味のある方、是非、挑戦してみて下さい。
yoss
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